IVUSA.com>HOME>社会福祉>遺骨収集事業
◆戦後50年を期に厚生省が主催する
       戦没者・戦時抑留者遺骨収集に参加
 1995年は、戦後50年の年であり、また祖父が硫黄島でなくなり遺骨収集にいきたいと考えている学生がいました。そこで、厚生省の外郭団体の日本青年遺骨収集団を窓口に厚生省に問い合わせたところ、遺族会や戦友会の方々が、ご高齢になり作業そのものが非常に厳しくなっているので、ぜひ参加してほしいということでした。早速他の学生に参加を募ったところ、30名近い学生が希望しました。その年の厚生省が企画している遺骨収集で学生のスケジュールと参加の枠が残っているものを調整し、この年は、硫黄島3名・モンゴル2名・ロシア共和国チタ州10名・同じく沿海州5名・ニューギニア1名・サイパン1名と計22名が参加しました。事前にそれぞれの地区にわかれ、勉強会を開催し、戦史や収集した遺骨の収骨のために骨格の勉強を行いました。 シベリヤのチタ州で行われた、戦時抑留者遺骨収集事業では、1メートル50センチほど掘ると永久凍土で、スコップもつるはしも通さない岩盤のようでした。 小さな虫がわくように私たちに襲いかかり、生木を燃やして、煙でいぶしましたが、人間も一緒にいぶされて、涙を流しながらの作業となりました。永久凍土の上に折り重なるようにご遺体はあり、合計279体のご遺骨を収集することができました。一体一体丁寧に収集しましたが、1名も名前の分かる遺留品はありませんでした。

 焼骨する際、一緒にいった遺族会の人が、「最初にあがる煙は、必ず日本に向かって上がるんだ」と言っていましたが、そのとおりに煙は日本に向かって上がっていきました。過酷な条件下で強制労働を強いられ、亡くなられた方々の望郷の念と、戦争はまだまだ終わっていないことを実感しました。

 私たちのいまの生活は、多くの貴い犠牲の上に成り立っていることを改めて認識し、
「ご苦労様でしたと」合掌し、ご遺骨を日本に持ち帰り、
千鳥が淵で永遠の眠りについていただきました。
以後遺骨収集事業には毎年参加しています。

(収骨作業)

(収骨された御遺骨)

(焼骨)

【1995年】
2月20日〜3月6日
8月15日〜8月30日
8月16日〜9月21日
9月7日〜9月21日
10月
11月16日〜11月30日
東京都硫黄島  11名
モンゴル共和国  2名
ロシア連邦チタ州  10名
ロシア連邦沿海州  5名
ニューギニア  1名
サイパン  1名
【1996年】
8月19日〜9月9日
10月13日〜10月20日
ロシア連邦ハバロフスク  3名
ガダルカナル島 1名
【1997年】
2月14日〜2月18日
8月8日〜8月25日
8月26日〜9月11日
8月27日〜9月10日
9月11日〜9月30日
沖縄県糸満市  3名
モンゴル共和国  3名
ブリヤード  3名
カザフスタン   2名
ハバロフスク  2名
【1998年】
2月14日〜2月17日
7月29日〜8月19日
8月26日〜9月15日
沖縄県糸満市  6名
モンゴル共和国  2名
ロシア連邦チタ州  2名
【1999年】 8月5日〜8月23日
8月11日〜9月1日
8月13日〜9月3日
8月27日〜9月13日
ロシア連邦プリモルスク   1名
モンゴル国ダンバダルジャン 1名
ロシア連邦チタ州   1名
ロシア連邦ハバロフスク  1名
【2000年】 1月27日〜2月9日
2月11日〜2月13日
2月18日〜3月2日
東京都硫黄島(調査派遣) 1名
沖縄県糸満市  5名
フィリピン共和国ピナツボ付近  1名
【2001年】
月8日〜24日
月9日〜25日
ロシア沿海地方  2名
ブリヤート共和国  2名
※ロシア共和国現地が集中豪雨の為急遽中止になりました。







Copyright © NPO International Volunteer University Student Association
All Rights Reserved.